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建設業許可を取得するまでの流れと期間【初心者向けガイド】

「建設業の仕事をもっと大きく受けたい」「元請として工事を受けたい」と考えたときに必要になるのが建設業許可です。この記事では、建設業許可を取得するまでの基本的な流れとおおよその期間について、初心者にもわかりやすく解説します。


建設業許可を取るまでの6ステップ

1. 要件の確認

まずは、自分が建設業許可を取るための条件を満たしているかを確認します。許可には以下のような要件があります。

  • 経営業務の管理責任者がいること
  • 専任の技術者が営業所にいること
  • 財産的基礎があること(一般許可であれば500万円以上の資産など)
  • 誠実性・欠格事由に該当しないこと など

⇒ 詳しくは「こちらの記事(リンク)」で確認できます。

2. 必要書類の準備

許可申請には多くの書類が必要です。法人か個人かで異なりますが、主な書類は以下の通りです。

  • 会社登記簿謄本(法人)
  • 履歴事項全部証明書
  • 身分証明書や登記されていないことの証明書
  • 財務諸表(決算書)
  • 技術者や経営管理者の経歴書 など

行政書士に依頼すれば、これらの取得や作成も代行してもらえます。

3. 申請書の作成

書類がそろったら、都道府県または国土交通省への許可申請書を作成します。営業所が一都道府県内なら知事許可、複数の都道府県にまたがる場合は大臣許可となります。

4. 申請の提出

管轄の建設業許可窓口(県庁や地域整備局など)に書類を提出します。

5. 審査期間(30~45日程度)

申請書を提出してから約1~1.5か月の審査期間があります(都道府県によって異なります)。不備があると補正対応が必要になり、期間が延びることもあります。

6. 許可証の交付

問題がなければ、建設業許可通知書が届きます!


申請から許可までの期間はどのくらい?

目安は以下の通りです。

手続き内容期間の目安
書類準備2~4週間
申請~許可通知約30日~45日
合計約1.5~2か月程度

※ 書類の揃い具合や行政庁の混雑状況によって変わります。


よくある質問

Q. 急いで取りたい場合、どうすればいい?
A. 早めに書類をそろえて、行政書士に依頼するのが近道です。必要な書類の抜けや不備を防げます。

Q. 許可が下りるまでに工事をしてもいいの?
A. 原則として許可が下りる前に500万円以上の工事を請け負うことはできません(建築一式は1,500万円以上)。


まとめ

建設業許可の取得は、必要書類の多さや要件の複雑さからハードルが高く見えますが、流れを理解すればそこまで難しくありません。しっかりと準備して進めれば、2か月程度で許可取得が可能です。

「行政書士末野秀樹事務所」では、書類収集から申請までをトータルサポートしています。鹿児島で建設業許可をご検討の方は、お気軽にご相談ください!

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